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薪ストーブとペレットストーブ

注文住宅や一戸建てのリフォームで設置が可能な、薪ストーブとペレットストーブ。エコな暖房機具として使えるだけでなく、見て癒され、集えば会話が弾む、火のある暮らしが始まります。

薪ストーブには暖房以外の楽しみがある

なお、壁や床、窓の断熱工事をしっかり行い、吹き抜けと組み合わせれば、薪ストーブだけで家じゅうを暖房することが可能です。薪ストーブを採用した家族は、「家じゅうが温かくなり、しかも暖かさが持続するので朝起きるのがつらくありません。薪ストーブでわかしたお湯を食器洗いに使えるので、ガス代が減りました。炎を見ているといやされ、夫婦の会話も弾みます」と大満足の様子です。前出の林氏も、「個人的には、炎のある暮らしというのは、何ものにも代え難い価値があると思います。価格的にも、決して大金持ちの道楽ではなく、庶民が価格に見合う価値を感じれば、導入できるレベルになってきています。」と語ります。

薪ストーブの設置コストは70万円〜150万円前後が相場

薪ストーブやペレットストーブの設置を勧める自然派住宅の工務店「アトリエDEF」によると、薪ストーブの本体価格は、数万円〜60万円前後までさまざま。本体のメーカーのブランドや素材、火力の調節機能や煮炊き機能の有無で変わってきます。 施工費は、煙突をストーブからまっすぐに屋根から出すタイプで50~70万円。煙突を曲げて壁から出すタイプで60~80万が一般的とのこと。 床と壁の施工は、ストーブステージを石やレンガなどで組んだ場合は15~25万円程度。スチールフロアプレートのみであれば3万5000円~5万円前後です。一方のペレットストーブは、本体・工事費合わせて25万円〜35万円ほどで設置が可能なようです。
また、薪ストーブが継続的に薪をくべる必要があるのに対して、ペレットストーブは、一度スイッチを入れれば、スイッチを切るまで自動的に燃料(ペレット)が燃焼ゾーンに補給されるよう設計されています。煙も少ないので、都市部の住宅密集地などでも採用しやすくなります。総じて、ペレットストーブの方が手軽に導入できるので、普及が期待されているバイオマスエネルギー利用機器です。

燃料費は状況によりさまざま

気になる燃料費ですが、ひと冬の薪やペレット代は以下のようになるそうです。 まずは薪ですが、アトリエDEFが行っている原木配達の場合、最初の年は6万5000円の原木とチェンソーグッズの購入代金が8万〜10万円。これに、薪割機をレンタルする場合はレンタル料金の5000円が加わり計17万〜19万円ほど。次の年からは、チェーンソー代を引いた約7万円がかかることになります。割って乾燥された状態の薪を購入のみで賄う場合は約12~15万円が相場とのことです。アトリエDEF 設計・企画部の林勝彦氏によれば、「製材所や林業組合には、使い途がなく山から下ろせない間伐材をかかえているところも多いです。そのため、仲良くなると、取りに行くことを条件にいただけたりすることもあり、燃料コストは状況次第で大きく変わる」とのこと。使われていない端材や間伐材を見つければ、燃料費がかからない場合もあるようです。 次にペレットストーブ。こちらは、1時間で何kgのペレットを消費するかというストーブの性能に大きく左右されるようです。1kgのペレットは40円〜60円程度が相場。1時間に燃焼するペレットは1kg〜3kgとのことです。1日12時間、4カ月間使用すると仮定すると、ストーブの稼働時間は1440時間。性能のいいストーブなら、必要なペレットの量は1440kgなので、ペレット代は6万円〜9万円前後ということになります。

エコじゃない薪やペレットもある!

カーボンニュートラルという考え方

最近、「バイオマス」という言葉をよく耳にします。「生物由来の資源」を指す意味の広い言葉で、バイオエタノールの原料となるサトウキビやトウモロコシの他生ごみ、排泄物、藻、やし、でんぷん、木屑・・・などがありますが、中でも最も身近なバイオマスは、「木」を原料とした「木製バイオマス」です。木を燃やして暖をとる薪ストーブやペレットストーブでは、燃えるときに出るCO2の量は、その木が育った過程で吸収したCO2両と同じなので、全体では大気中のCO2の量は増えないとみなすことができます。このことを、カーボンニュートラルといいます。

木を伐ることでCO2の吸収が進む

では、今、木を燃やして暖をとることはエコなのでしょうか?答えはYesです。日本の森林と林業の現状を見ると、材木が売れずお金が足りないために人手不足に陥り、森が健康に育つための間引き(間伐)などが行われず放置されています。放置され、木が順調に育たない森林は、CO2もあまり吸収してくれません。みんなが国産の薪やペレットという「林業製品」を買うことでお金が集まれば、間伐が進み、その間伐材でまた、薪やペレットをつくる。森の生育が進み、CO2も多く吸収される、という好循環が生まれます。また、ペレットは間伐財だけでなく、樹皮や古紙を粉砕、圧縮して燃料にしたものなので、木質の廃材リサイクルにもなります。

但し、伐りすぎるとエコじゃない。

しかし、のべつまくなしに木を伐って、薪やペレットにしていいというわけではありません。森林にはCO2を吸収する以外にも、適度に水を保って洪水や渇水を防いだり、たくさんの生き物を養い育てる大切な働きがあるからです。薪や木質ペレットを消費するペースと木が育つペースのバランスがとれる範囲に限って利用することが、薪ストーブやペレットストーブのエコな使い方といえるのです。

環境破壊が問題になっている熱帯雨林で採った薪やペレットもエコじゃない!

さらに、人の手では復活させることのできない原生林や、外国の熱帯雨林で採った薪を買うことも、環境破壊に手を貸す事になるのでエコとはいえないのです。
薪ストーブやペレットストーブを入れるときは、薪やペレットの入手先も同時に検討しましょう。



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